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どのくらいの広さがいいの?注文住宅の平均坪数

土地の広さを表すときには、坪・平米・畳といった単位が使われます。単位がバラバラで正確な広さがよくイメージできないという方も多いでしょう。
なかでもよく使われる単位が、坪と平米です。坪から平米に、平米から坪に変換できるようにしておくとよいでしょう。また、一般的な住宅に必要な最低坪数も知っておくと、土地の確保に役立ちます。

土地の広さを表す単位・坪とは?

坪とは、土地の広さを表すときに使われる単位のひとつです。土地の広さを表す単位は坪・平米(平方メートル)・畳の3種類があり、単位によって正確な面積が異なります。不動産会社の広告では平米が多く使われますが、不動産業者の間では坪が一般的な単位として使われています。

坪と平米を比較するときの計算式

坪と平米を比較するときは、0.3025という数字を使うと同じ単位に置き換えられます。
● 平米×0.3025=坪
● 坪÷0.3025=平米
上記のように、平米から坪に変換したいときは0.3025をかけ、坪から平米に変換したいときは0.3025で割るのです。

実際に計算すると細かな数字が出てしまうため、分かりやすさを重視するなら「1坪は約3.3平米」「30坪は約100平米」など、大まかな目安を覚えておくと便利です。
なお、1坪はおよそ二畳分の広さと覚えておくとよいでしょう。

土地の建ぺい率と容積率を確認

建ぺい率は土地のなかで建物を作れる割合、容積率は土地のなかでどれだけの床面積の建物が作れるかの割合を示した数値です。建ぺい率と容積率は、注文住宅を建てる前に必ず確認しましょう。

建ぺい率と容積率を把握していないと希望の住宅が建てられない

建ぺい率と容積率を把握せずに注文住宅を建てようとすると、希望していたとおりの住宅ができない可能性があります。土地面積が広くても、建ぺい率が低ければ小さな住宅しか建てられません。また容積率が低ければ、2階・3階建てが難しくなってしまいます。
建ぺい率はその土地の用途地域によって、容積率は自治体が定める基準と前面の道路幅から算出する数字を比較し、小さい方を採用します。土地の建ぺい率と容積率を正しく把握し、希望通りの住宅を建てられるようにしましょう。

一般的な住宅の平均坪数

一般的な住宅の平均坪数は、35坪弱とされています。この坪数は2階建て4LDKの住宅が建てられる面積です。夫婦だけの世帯や、子供がいる世帯などに対応しています。
なお、住宅の坪数は国土交通省が定めた基準もあります。

国土交通省の定める基準

国土交通省では、3人家族と4人家族が暮らす場合に必要な坪数の基準を2種類定めています。生活に必要な最低限の坪数を定めた最低居住面積水準は、3人家族が約12.1坪・4人家族が約15.1坪です。
もう1つの基準は、余裕を持って暮らせる誘導居住面積水準と呼ばれています。誘導居住面積水準はやや広めの坪数が定められていて、3人家族が約30.0坪・4人家族が約37.8坪です。

ライフスタイルに応じた間取り

注文住宅の間取りは、ライフスタイルに対応した形式を選びましょう。間取りは今のライフスタイルに合っていることはもちろん、将来的な家族の人数の増減に対応できることも重要です。

子供部屋やバリアフリーがある間取りなら快適に暮らせる

注文住宅には、子供部屋として活用できる部屋を作ったり、バリアフリーを導入したりすると年齢を問わず暮らしやすくなります。子供部屋は子供の人数や成長と共に使い方を変えられるよう、間取りは広めにしておきましょう。
バリアフリー対応の設計では、各部屋の段差を少なくして足腰への負担を最小限に押さえた間取りが求められます。和室が好みの家族がある場合は、バリアフリー対応の部屋を和室にして設計するのも効果的です。
夫婦どちらかの親と同居する場合は、二世帯住宅に対応した間取りをおすすめします。それぞれの生活空間を分けながら、互いが交流できるスペースとしてリビングを広く設計するのもよいでしょう。

【まとめ】注文住宅を建てる場合は35坪前後を目安に確保しましょう

注文住宅を建てる場合は、35坪前後を目安に確保しましょう。35坪は2階建ての4LDK住宅に丁度よい広さで、夫婦だけの世帯だけでなく子供のいる世帯なども暮らしやすい住宅が建てられます。
注文住宅の土地は、建ぺい率と容積率も踏まえて十分な広さを確保しましょう。

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