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Column

次のパンデミックに備える ― 「免疫力を高める家」という考え方

ウィルスとの共存を前提にした暮らしへ

新型コロナウィルスの流行を経験し、私たちはウィルスと向き合うことの難しさを身をもって知りました。

感染症は、流行が落ち着いたからといって、完全になくなるものではありません。
インフルエンザやその他のウィルスも含め、これからの暮らしでは「共存する前提」が必要になっています。

ウィルスは約0.1µmと非常に小さく、目に見えず、知らないうちに体内へ侵入します。
だからこそ、社会全体の対策だけでなく、家族が長い時間を過ごす「住まい」そのもののあり方が、あらためて問われています。

「免疫力を高める家」とは、何か

家そのものがウィルスを防ぐことはできません。
しかし、

● 体に負担をかけない
● ストレスを溜めにくい
● 空気や温度が安定している

こうした環境は、結果として人の免疫力を支える土台になります。

「免疫力を高める家」とは、特別な設備を詰め込んだ家ではなく、日常を健やかに保つための条件が整った家だと考えます。

換気の科学:気密性は「閉めるため」ではない

近年の省エネ住宅では、高い断熱性とともに高気密が求められています。

ここで誤解されがちなのが、「気密性が高い=空気がこもる」というイメージです。

実際にはその逆で、計画的に空気を入れ替えるためにこそ、気密性が必要です。

住宅では、約2時間に1回、家全体の空気を入れ替える換気が求められています。
隙間だらけの家では、どこから空気が入り、どこへ出ていくのかが分かりません。

気密性が確保されているからこそ、換気経路が明確になり、新鮮な空気を安定して取り込むことができるのです。

また、日本の戸建て住宅は、

● 四方に窓を設けやすい
● 風の通り道をつくりやすい

という特徴があり、自然換気の面でも感染症対策に向いた条件を備えています。

清潔な暮らしを守る「玄関動線」の工夫

日本の住まい文化には、もともと感染対策につながる知恵がありました。

その代表が、靴を脱ぐ文化です。
外と内を明確に分けることで、汚れや菌を室内に持ち込まない。

近年はこれに加えて、

● 玄関にコートやバッグを収納できるスペースを設ける
● 室内に入る前に手洗いができる配置にする

といった工夫も増えています。

これらは決して特別な設備ではありませんが、物理的な動線が、暮らしの清潔さを守る。
非常に理にかなった考え方です。

家は「防ぐ場所」ではなく「整える場所」

感染症対策というと、どうしても「遮断」「防御」といった発想になりがちです。

けれど、家にできることは、ウィルスと戦うことではなく、人が本来持っている力を弱めない環境を整えること

● 適切な温度と湿度
● 新鮮な空気
● 清潔な動線
● 心が落ち着く空間

これらが積み重なって、
結果的に、家族の健康を支えていきます。

水元工務店の家づくり:日常を健やかに保つ

水元工務店では、「感染症に強い家」をうたうのではなく、
日常を健やかに保つ家づくりを大切にしています。

● 高断熱・高気密による安定した室内環境
● 計画換気による、きれいな空気の流れ
● 玄関から始まる、清潔を保つ動線設計
● 無理のない暮らしが続く、シンプルな住まい方

これらはすべて、住む人の体と心に余計な負担をかけないための工夫です。

次にどんな感染症が流行るかは、誰にも分かりません。
だからこそ、特別な対策ではなく、基本を丁寧に積み重ねた住まいが、これからの時代に求められていると考えています。

水元工務店は、家族の毎日を静かに支え続ける家づくりを、これからも大切にしていきます。

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