皮膚のバリア機能-光と音を感じる肌の科学

目次
実はとっても原始的で、かしこい「皮膚」のお話
普段、何気なくケアしている私たちの「お肌(表皮)」ですが、
実は生物の歴史のなかで最も原始的な、すべての感覚の「ご先祖様」のような存在なのです 。
大昔の生き物は、この表皮の一部を少しずつ変化させて、光を見る「目」や、音を聞く「耳」を作っていきました 。
他の動物たちは目や耳のパワーアップに熱中して、皮膚のセンサー機能を退化させてしまいましたが、
人間はあえて皮膚の感度を高いまま残す進化を選びました 。
そのおかげで、私たちはとても豊かな肌感覚を持っているのです 。
なんとお肌は、光の「色」や「音」を感じ取っている!
驚くような科学のお話ですが、目のなかで光や色をキャッチしている「ロドプシン」や「オプシン」というタンパク質が、
実は人間の肌にも存在していることが分かっています 。
つまり、私たちの肌は「光そのもの」を感じ取っているのです 。
実際に、皮膚の表面を軽く傷つけて回復具合を測る実験では、赤い光を当てると回復が早くなり、
青い光だと遅くなるという結果が出ています。
さらに、人間の耳には聞こえない1万〜3万Hzという高い高周波の音の振動を肌に照射することでも、
皮膚の回復速度が上がることが実証されています 。
職人の指先が証明する驚異の感度
人間の指先が持つ感覚の細かさは、現代の精密機械をも凌駕することがあります 。
例えば、平らなテーブルの上に髪の毛が1本落ちていたら、触っただけで「あ、ここにある」って分かりますよね 。
髪の毛の太さは1ミリの何十分の1という細さですが、
人間の指先はなんと「1000分の1ミリ」のわずかな段差や質感の凹凸まで見つけることができるといわれています 。
日本語には「ザラザラ」「サラサラ」「ベタペタ」といった肌触りを表すオノマトペ(擬音語)が豊富にありますが、
これは人間が滑らかさだけでなく、素材の乾湿や硬軟まで瞬時に肌で判別している証拠です 。
日本の職人さんが、機械でも測れないような絶妙なズレを手触りだけで調整できるのも、この驚異の肌感覚があるからなのです 。
お肌の調子は、ココロと睡眠のバロメーター
お肌は、私たちの「心」や「生活リズム」とダイレクトにつながっています 。
ウソ発見器がお肌の微かな電気の変化を読み取るように、心にストレスがかかるとお肌にもすぐ影響が出てしまいます 。
また、夜の7時〜11時にお肌にダメージを受けると、バリアの回復が遅くなるなど、睡眠を司る体内時計とも密接に関係しています 。
肌は外敵の侵入を防ぐ最前線のバリアであり、体の中の「免疫力」が一番表れやすい場所とされています。
アトピーやアレルギーがお肌に出やすいのも、お肌が体調を一生懸命教えてくれているサインなのかもしれません 。
水元工務店の家づくり:お肌と体に優しい「健やかな住まい」
これだけお肌や体、そして心までもがデリケートだからこそ、
私達は「住む人の健康を守る建材選び」をいちばんに考えています。
毎日触れる床や壁、空間の空気にいたるまで、お肌への刺激や負担が少ない、
本当に体に優しいものをプロの目線でバランスよくご提案致します。
サラサラ、しっとり、じんわり温かい。
そんな、人間の繊細なセンサーがホッと安心できるような心地よい質感を、ぜひ展示場で確かめてみてください。






